BTBとコンパススタイルを併せた風水インテリアコーディネート実例①
ニューヨークからこんにちは。ライフスタイルデザイナー・NY州認定風水インテリアデザイン講師のジョンソン愛です。
今日は、前回の記事「西洋式風水 BTBを使って、私がどの様にお家レビューをするかのお話」
で使用したフロアプランを使って、実際にどのようなコンサルテーションが行われたかのお話をしたいと思います。
このクライアントさんの住まわれているスタジオアパートメントのチャームポイントの一つが、マンハッタンとクイーンズの間を流れるイーストリバーを見渡せる素敵な景色です。
(イメージ)
クライアントさんの生年月日で分かる「生まれながらの性質・エネルギー」が、五行(木火土金水)のうち「木」であることから、水の近くに住むというのは特に彼女にとっては大変良いことです。
さらに調べると、コンドミニアムそのものの性質も「木」であることが分かり、実際にクライアントさんとお会いする前から「きっと居心地よく住まわれているんだろうな。」という印象を持ちました。
上のチャートを見てもお分かりの通り、「木」のエネルギーを持つ人・建物に元気を与えてくれるのは、「水」のエネルギーです。 (相生、Generating Interaction, Productive Cycleと言うエネルギーサイクル)
*余談ですが、私の夫も彼女と同じ種類の「木」の人です。現在住んでいるアパートの目の前には海があ流のですが、ここに越してくる前から夫は「水の近くに住みたい、次のアパートは海が近い場所がいい。」と言っていました。
さて、では実際に彼女のご自宅のフロアプランを見ながら、どのようなアレンジを加えて行ったかをステップバイステップでご説明しましょう。
図をご覧ください。
→訂正:SEではなくNW
まず、玄関を入ってまっすぐ進んで突き当たりに窓があります。(①)
また、すぐ右手にバスルームがあるのがお分かりいただけるでしょうか。(②)
この間取りはよくアメリカのアパートに見かけますが、実はこの二つが風水的には一番嬉しくない例の代表例です。でも、ちゃんと対策方法がありますので、一部を以下に紹介します。
(しかし、この対策はあくまでこのクライアントさんの場合に最適と思われるものであり、他の人に同じ対策が適応される訳ではありません。)
対策:
●玄関近くにバスルームがあると気がトイレの水に飲まれて消えてしまうので、この位置に合う天然石②を置いてガードする。
キッチンにはキッチンの方角に合う天然石を置く→BTBではこのキッチンはピンクのエリア「愛と結婚」の場所なので、ピンクのローズクオーツを置く。
●玄関から窓へまっすぐ気がスピードよく逃げてしまうことを防ぐために、玄関の廊下部分に突っ張り棒を使ってフリンジカーテン③を付け、気のスピードをスローダウンさせる。
同じ位置に、吊り下げ式クリスタルボールを設置することでより気の流れをバランスよくさせる。
●気のスピードを調整するために、元々リビングの西側に置いていた植物④をこの位置に移動させる。
●⑤&⑥ソファーとテレビは元々は上の図の逆の位置に設置されていたが、この位置に動かした理由は、
(1)前のソファー&TVの位置だと、このクライアントさんにとって最もエネルギーに合わない方角(西)に顔を向けて過ごすことになるので上の図のように逆転させて、クライさんにとってエネルギー的に合う良い方向(東)を向いて過ごしてもらう。
(2)ソファーを⑤&⑥の位置にすることによって、窓からイーストリバーの景色が見えるので、水のエネルギーを感じてクライアントさんがより一層パワーアップする。
●元々ソファーの前には黒くてどっしりとした四角いスツールがテーブル代わりに置かれていたが、丸いガラスのテーブル⑥を置いて気が周りやすいようにする。
また、籐でできた丸いスツールを設置して、お客さんが来た時のエクストラシート・あるいはテーブルとしても使えるようにする。
丸いものを家に足すことで、気の流れがスムーズになる。
●BTBでは、ソファーがあるホワイトのエリアが「クリエイティビティー」を表す場所なので、「愛をクリエイトする」という目的で、シャガールの恋人たちの絵を飾る。
●元々のお部屋はダークカラーで男性的なエネルギーの強いコーディネートだったので、ピンク系の柔らかい女性らしいエネルギーのラグに変える。
●コンサルテーション前までクライアントさんは枕を西の方にむけて寝ていたが、このクライアントさんの場合西は八方向の中で最も自分のエネルギーに合わない方向→枕の位置を思い切って南に変更。
よくインターネットでは「南枕は良くない、北枕が吉」と言った情報が流れているが、実際には良い方角・悪い方角は個人によって違うので一概には言えない。
このクライアントさんの場合は南が最大吉の方角であることと、北枕にするとバスルームに頭をむけねばならないためそれは避けたいのと、東にすると廊下に近く気が忙しいのとで、必然的に南枕に決まった。
また、ヘッドボードで頭をガードし、更に吊り下げ式パネルで簡易的な壁を作り、独立した寝室エリアを作る。
以上のコーディネート例は実際のコンサルテーションの一部に過ぎないですが、最初のコンサルテーション日にほとんどをやりあげたクライアントさんから次の日すぐに連絡をいただき、「本当に家の空気が変わって、居心地よさが全く違います。」とご報告くださいました。
現在細かい部分を微調整中の本プロジェクト、もうすぐ仕上がるのでとても楽しみです。
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